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よく見られる大人の病気・症状

長引く声がれ−声帯まひ

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風邪やカラオケなどで声をからしやすい季節ですが、長引く場合には声帯まひに注意が必要です。声帯まひは反回神経まひともいわれ、声がれが主な症状です。食道ガンや肺ガンなどの重篤な病気が初発症状として出ることがあるため、注意が必要です。

声帯まひは、声帯の動きを調節している反回神経の障害によって起こります。原因が分からない場合もありますが、約7割は食道ガンや肺ガン、縦隔腫瘍、甲状腺ガン、大動脈瘤など重篤な病気です。反回神経は声帯を動かして発声を調節する重要な神経ですが、声帯に分布する前に頸部から胸部に下ってから反転し、上向きに走って声帯に入ります、反回神経の走行に関係した臓器の病気、とくにガンや動脈瘤などで反回神経まひを発症します。

症状は通常の声がれとは違い、

  1. 息漏れがするような声がれ、
  2. 発声が2、3秒しか続けられない、
  3. 声帯が閉まらないので誤嚥してむせる

−といった特徴があります。

こうした症状を自覚したときには、まず耳鼻咽喉科を受診して、ファイバースコープで声帯の状態を診てもらうべきです。声がれは風邪などでも起こるため、耳鼻科専門医以外の一般医には声帯まひかどうかは区別が困難です。声がれが2〜3週間以上続くときには、専門の耳鼻咽喉科の診察を受けることが大切です。

声帯まひ(反回神経まひ)と診断がつけば、胸部レントゲン写真、食道造影や食道内視鏡検査、CTによる胸部と頸部の検査、甲状腺の超音波とシンチグラム検査(放射線検査の一種)を受けて、原因疾患を究明することが大切です。

原因疾患が分かれば当然その治療を優先し、ある程度落ち着いてから声帯まひの治療が行われます。

急に声がれ、とくに含み声(のどの奥からうるんだようなような声がれが出ること)があり、のどの痛みや息苦しさ、のどの奥の閉塞感・窒息感を自覚する場合には、急性喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍などの気道閉塞に注意すべきです。窒息して急死することもあり、ただちに耳鼻咽喉科医が常勤している病院に行く必要があります。

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