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よく見られる子どもの病気・症状

RSウィルス感染症

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RSウィルス感染症
(イラスト1)

毎年秋から冬の乳幼児の病気の中で最も多いのが「RSウィルス感染症」です。発熱、鼻水、せきなどのかぜの症状が出て、重くなると細気管支炎や肺炎で入院が必要になります。
2歳までにほぼ100%が感染するとされ、抗体の少ない早産児や6ヶ月未満の子どもなどで重症化の危険がありますが、母親の7割が知らないとの調査結果があります。
最近は夏から流行は始まる年もあり、小児科医らは「病名を知って予防を」と呼びかけています。

RSウィルスの発生は年々増加傾向にあり年間の入院数は約2万人、多くは1歳未満の乳児です。実際は2歳までにほぼ全員が感染しますが、入院が必要なのは感染児の1〜3%です。多くはふつうのかぜの症状で回復し、健康な成人や年長児では軽い鼻かぜで治まります。

RSウィルス感染症にかかってしまうと有効な治療法はなく、点滴での水分補給や気管支拡張薬の投与など、対症療法になります。
有効な予防法は流行開始直前から月1回、抗体を注射することですが、1回約16万円と高価です。保険や乳児医療の適応で負担が軽減できるのは、早産児や肺、心臓に疾患のある場合に限られています。

せきやくしゃみの飛沫から感染するので、赤ちゃんがいる家庭では全員の予防対策が必要です。
せっけんで手をよく洗う、流行期は赤ちゃんを人混みに連れて行かない、かぜの症状がある家族はマスクをして近づかない などが対策の基本です。

RSウィルス感染症は、生涯に何度もかかるうちに症状が軽くなっていく特徴があるため、大人は自分の感染を軽視しがちです。しかしウィルスは体外に出ても6時間程度は感染力が落ちないため、鼻をかんだ後の手で触れたテーブルなどを介して、感染させてしまう恐れもあります。

予防には、大人や兄弟姉妹が外から帰った際や食事前の手洗いが大切です。症状が出た場合にはマスクをすれば、赤ちゃんが手で顔に触れる機会も少なくなります。人混みを避けたり、身の回りのものをアルコールでこまめに消毒したりすることも心がける必要があります。

また、赤ちゃんにかぜの症状が出たとき、緊急の治療が必要か判断に迷うこともありますが、専門家は「一般には、ミルクをよく飲む、眠る、笑う の三つができるかどうかが、判断のポイント」と話しています。

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