■新型インフル情報 (2009/09/10発行)
■新型インフルエンザのワクチン接種を受けますか?
新型インフルのワクチン接種(国産)について少しずつはっきりしてきました。
10月下旬から届け出た医療機関で接種が始まる予定です。
有料(8000円?)とされていますが、公費となる可能性も残されています。
1ヶ月半の間に2回受けることになります。
優先順位が決められていて、(申し訳ありませんが)医療従事者、妊婦と基礎疾患を有する人(この中でも、1歳から就学前までの小児を優先)、1歳から就学前までの小児、1歳未満の小児の親の順となっています。
さて、インフルワクチンは副作用を少なくするため、ウィルスの一部分だけから作られており(これをスプリットワクチンといいます)、効果の強い全粒子ワクチンではありません(全粒子ワクチンは副作用も強いため中止になりました)。
そのため、ワクチン接種を受けても完全には予防できません。
「かかるけれども軽くてすむワクチン」ということを知っておいてください。
小・中・高校生には、輸入ワクチンが接種されることになるかもしれません。
海外ではワクチンは、副作用はあっても大多数の人に有効であれば、多少の犠牲には目をつむる という合理的な考え方が一般的です。日本人の感覚とはずいぶん隔たりを感じます。
輸入ワクチンが良いとも悪いとも言えませんが、安全性などを考えて慎重に決めましょう。
個人的には、輸入ワクチンは安全性がはっきりしない間は遠慮したい のが本音です。
健康人がかかっても新型インフルはそれほど恐くありませんから。
インフルワクチンも接種できるし、タミフルやリレンザも使いたい放題 という恵まれた国は、世界中で日本だけということをよく知っておく必要があります。
タミフルなどの薬が少ない国ではワクチン接種が重要です。タミフルやリレンザが自由にもらえる日本は、本当に恵まれていますね。
季節性インフルのワクチン接種については、詳しいことがまだ不明です。
次の第7便でご連絡します。