■新型インフル情報 (2009/09/30発行)
■インフルのワクチン接種について
季節性インフルのワクチン接種は、小児科など早いところでは10月初めから受けることが出来ます。新型インフルは、優先順位などから小児が受けることが出来るのは、11月中旬ころからだそうです。
したがって10月の早い時期に、季節性インフルの接種を2回受けておいて、11月中旬に新型インフルのワクチン接種を2回受けることが勧められます。
インフルのワクチンは不活化ワクチンで、一週間の間隔で、次のワクチン接種を受けることが出来ます。何回も医療機関に行くのがたいへんな場合には、テレビでも報道されたように、同時に片腕ずつに季節性と新型ワクチンを接種することもできます。
今年は季節性インフルのワクチンが不足することが予想されます。季節性ワクチンを希望される方は、早いうちに季節性ワクチン接種を受けておく方がよいでしょう。
私の医院では、内科ということから10月中旬から高齢者を優先的に始めます。
一般の方も同時期から受付を始めますが、例年の通りに6歳未満の小児には遠慮いただいています。これは、内科という性質上、ワクチン接種を希望される方が非常に多く、小児のワクチン接種に手がまわらないためです。ご理解をお願い申し上げます。
最後に、新型インフルワクチンについてです。
輸入ワクチンの安全性についてまだはっきりしていません。インフルの輸入ワクチンの経験がないため、良いとも悪いともいえない状況です。イギリスや香港の医療従事者の3~5割がワクチン接種は希望していない とネットで書かれていました。
国内で副作用が起こっても、保障が十分とはいえない状況です。迷うようなことを申し上げてすまなく思いますが、くれぐれも安全性を確認の上、接種されるようにお願いします。
安全性の確認方法としては、ネットで小児科学会の発表を確かめる、または保健所に確認する、かかりつけの医師に相談をする ことが挙げられます。