■新型インフル情報 (2009/10/13発行)


■新型インフルはこわくない!


今まで毎日1~2人程度のインフルエンザでしたが、先週くらいから多いときには4~5人くらいと増えてきました。今まで高校生が中心でしたが、小・中学生や幼児、おとなに広がってきました。

 

高校生は高熱が目立ちましたが、今は37.5~38度くらいでもインフル検査で陽性のことがあります。

インフルを疑う一番の目安は、38度前後の熱とせきですが、とくに周囲や同じクラスにインフルにかかった人がいるかどうか が大切なポイントです。微熱でも周囲にインフルがいれば、インフルの疑いは強いです。

 

熱が出てから数時間以内では検査で陰性のことが多く、少なくとも12時間たってから検査を受けることが大切です。

リレンザやタミフルがたいへんよく効くため、1~2日で解熱しますが、3日たっても熱が下がらないときには注意が必要で、主治医に電話で相談しましょう。

 

幼児で重症になりやすいのは、早い時期から息づかいが荒く、苦しそうにしているときです。また意識がもうろうとなったり、けいれん発作を起こしたときは、熱性けいれんの他にインフル脳症のことがあります。このような時にはすぐに主治医に連絡をとりましょう。

 

■予防接種はどうしたらよいのでしょうか?

予防接種を希望の方は、早い時期に季節性インフルの予防接種をすませておいて、11月中~下旬から始まる新型インフルのワクチン接種に備えておくのがよいと思います。

 

新型インフルの接種の開始時期はまだ正式には決まってないため、わたし達のような医療関係者にもまだ連絡はありません。おそらく10月下旬から医療関係者の接種が始まると思います。11月に入ればもっとはっきりすることでしょう。

 

テレビや新聞のニュースの報道、保健所からの連絡、かかりつけの医院に電話で問い合わせる などにより情報が手に入ります。

 

戻る