■新型インフル情報 (2009/10/23発行)


■新型が流行ると季節性はあまり流行らない? 季節性と新型の両方のワクチン接種を受ける必要があるのでしょうか?


インフルの流行、ワクチン接種などてんてこまいですが、スタッフ一同元気に頑張っています。私も不思議にもインフルにかからないで頑張っています。年の功かなと思っています。

みやけ便に質問がありました。「新型が流行ると季節性はあまり流行らないのでは?」、
さらに「季節性と新型インフルのワクチン接種の両方を受ける必要がありますか?」というものです。

 

新型ウィルスと季節性インフルは同時に増えることができないこと、新型が季節性を抑えてしまうことが、海外で約2ヶ月前に報告されました。過去に、スペインかぜ・アジアかぜで同様のことが起こったことが知られています。

この報告をみて、私は個人的には、今年は新型だけで季節性ワクチン接種は必ずしもいらないのでは と思いました。しかし、いざふたをあけてみると、季節性の予約であっという間にいっぱいです。今年は季節性が不足するため、ワクチンの調達がたいへんでした。

 

今のところ、厚労省からは季節性のワクチン接種について何の発表もありません。
新型ワクチンの問題で手一杯でそれどころではないのでしょう。
結局、皆さんの個々の判断に任せるといったところでしょうか?

実際の所はどうなのでしょうか?
秋祭り後の流行は一時的で、本当の新型の流行はやはり冬でしょう。
今年は初冬に新型がまず流行し、遅れて2月ころから季節性が出てくるのではないかと 私は推測しています。

 

子どもは季節性インフルの抗体を持っていないので(大人は部分的に持っています)、今年に限っていえば、両方のワクチンを接種したほうが安全と思います。

とくに、新型インフルは幼児で脳症を起こしやすいことが分かってきました。
幼児で新型インフルのワクチン接種が始まれば、(輸入ワクチンの場合、安全性が確かなら)ぜひ受けておきたいものです。

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