■新型インフル情報 (2009/10/29発行)
■一度、インフルにかかったが、新型のワクチン接種は受けてほうがよいですか?
■1歳の小さい子にも新型のワクチン接種を受けさせてほうがよいですか?
■季節性のワクチンは再入荷されますか?
みやけ便に質問がありました。質問をいただけるのはたいへんうれしく思います。
ご質問の内容は、
①一度、インフルにかかったが、新型のワクチン接種は受けてほうがよいですか?
②1歳の小さい子にも新型のワクチン接種を受けさせてほうがよいですか?
③季節性のワクチンは再入荷されますか? というものです。
今の時期に簡易検査でA型と診断されたインフルは(ほとんど)すべてが新型です。
厚労省は、9/24にすでに感染した人は、新型ワクチンの接種の「必要性は乏しい」、だが「希望に応じて接種することは可能」との見解を出しています。したがって、受けることは出来ますが、実際にはその必要はないと思います。
しかし、中には診断があいまいで、はっきりとしなかった人もいるでしょう。
また、軽くて医療機関に行かなかった人もいると思います。
このような場合には、受けてもよいと思います。
新型インフルをたくさん診察するにつれて、一時的に意識がもうろうとしたり、おう吐する子が目立つこと、大人で呼吸不全を起こした人がいる など季節性と異なる印象を持つようになりました。厚労省の調べでは(10/26)、入院患者の8割が14歳以下で、中でも5~9歳の割合が高いことが明らかになりました。
したがって、14歳以下、とくに5~9歳の子どもの新型ワクチン接種は大切です。
1歳児も国産ワクチンであれば安全性は高く、受けておくことをお勧めします。
季節性ワクチンは残念ながら今年は再入荷はありません。今の分がすべてです。
みやけ便第10報でも書きましたが、季節性のワクチン接種を受けることができなくても、がっかりしないで下さい。
裏話ですが、輸入ワクチンも含めると新型ワクチンは、余ってくるのではないかとささやかれています。希望される方は、ほとんど受けることができるのではないでしょうか?
輸入ワクチンについてまだ情報はありませんが、わかり次第、連絡の予定です。