■新型インフル情報 (2009/11/26発行)


■子どもがA型(新型)インフルにかかった後に、ワクチン接種をどうすればよいですか?


ひと雨ごとに寒くなってきました。もう来週は12月です。
この寒さとともに、一息ついていたインフルの流行がどうなるか気になりますね。

 

みやけ便に質問です。
子どもがA型(新型)インフルにかかった後に、ワクチン接種をどうすればよいですか というご質問です。たくさんの親の方が同じ疑問をお持ちのことでしょう。もう一度、整理して考えてみましょう。

 

インフルワクチン接種には、季節性と新型の二つがあります。インフルにかかった後は、一ヶ月あけてから予防接種を受ける方が望ましいと言われています。事情により多少早めることはできますが、あまり早いのは考えものです。

 

季節性ワクチン接種を受ける前に新型インフルにかかったのであれば、かかりつけ医に相談の上、一ヶ月の間をあけて、ワクチン接種を受けるようにした方がよいでしょう。

 

1回目のワクチン接種がすんで、2回目を受ける前にインフルにかかった場合でも、2回目は一ヶ月あけて受けるようにしましょう。

 

新型インフルにすでに感染した子どもが、さらに季節性ワクチン接種が必要かどうかは、迷うところですね。新型と季節性はちがうインフルなので、できることなら季節性ワクチンは受けておきたいものです。ご質問の方は、すでに季節性を予約しておられます。予約をずらして受けておく方がよいと思います。

 

新型インフルにすでに感染した子どもが、12月中旬から始まる新型ワクチン接種を受けるかどうか? これも難しいですね。すでに、みやけ便でも連絡したように、厚労省は「一度かかっていても受けることは可能」と発表しています。どうして可能かというと、今の簡易検査では季節性のA型と新型とが区別できないためです。

 

簡易検査ではっきりと陽性と診断された子どもは、新型ワクチン接種は必要ないでしょう。

 

反対に受けてもよい子どもは、検査を受けないで流行や症状などから新型と診断された場合、検査で陰性でも症状などから新型インフルと診断された場合、軽くて病院に行かなかった場合 などややあいまいさが残る場合です。

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