■新型インフル情報 (2009/12/1発行)
■新型インフルのワクチン接種の予約について
インフルエンザ流行が一息ついたかなと思ったのもつかの間、ふたたび小学校や中学校で増えてきました。今年の流行は、こんな具合に長く続くのでしょうね。
みやけ便に質問です。
一つは、新型インフルのワクチン接種の予約について、もう一つは、日本脳炎の予防接種についてです。
「小児を対象とした新型インフルワクチンの配布について」という兵庫県からの通達がありました(11/27)。
兵庫県では、「1歳から小学3年生に相当する年齢の者に対する新型インフルの予防接種について、12月4日(金)から接種開始」されることになりました。12月中旬の予定が早まったわけです。
ところが、1医療機関あたりの配布数は約12人分だけだそうです。
これだけでは、「前倒し」とは名ばかりで、いつになったら子どもに接種できるのかまったく分かりませんね。
しかし、予約の受付だけでもできるようになるため、小児科や病院に問い合わせるのがよいと思います。
(みやけ内科では、1歳から小学3年生の小児のワクチン接種は辞退することに決めました。まことに申し訳ありません)
■日本脳炎の予防接種
日本脳炎の予防接種についてです。
厚労省のホームページの中のQ&Aを要約すると、
「国内では細胞を用いて製造される初めての医薬品となるため、本剤の使用に当たっては、重篤な副反応に関するデータの収集及び評価を行うこととされているところであり、今後も十分注意が必要であると考えられています(一部、省略)」、さらに、「専門家に検討頂いた結果、今般、承認された乾燥細胞培養ワクチンについては、安全性の確認等における観点から、現時点においては積極的に勧奨する段階に至っていないものとされたところです(一部、省略)」とあります。
つまり、新しいワクチンなので本当に安全かどうか分からない、今接種している子ども達の様子をみながら安全かどうか決定する予定 と厚労省も認めており、積極的にうつことは勧めていません。
ワクチンなど新しい薬が安全かどうか調べるには、少なくとも数年はかかります。
日本脳炎の予防接種を今受けるのはお勧めできません。