■新型インフル情報 (2009/12/29発行)
■新型インフル、最近の話題
今年も残りがわずかになってきました。
インフル流行が収まりをみせていますが、久しぶりのみやけ便となりました。
ワクチン接種も始まり、インフルの話題も少なくなりましたが、最近の話題は何でしょうか?
■8月以降にA型感染なら、新型ワクチン接種の必要なし!
厚労省は、簡易検査などで8月以降にA型インフルエンザの感染が確認された人は、
新型ワクチンを接種する必要がないとの見解を示しました。
診断があいまいな場合、簡易検査を受けていない場合、検査で陰性だった場合、
などは、ワクチン接種を受けても問題ないとしています。
これから、小、中、高校生の接種が始まります。参考になればと思います。
■輸入ワクチンは今?
輸入予定のスイス製新型ワクチンについて、厚労省は12月24日の記者会見で、
「安全性や供給に重大な問題はなかった」との現地調査の結果を明らかにしました。
予定通りに輸入される見込みですが、1回でよいとなれば輸入分だけで1億人分以上のワクチンが供給されます。
国産ワクチンが約5000万人分あります。
今までにすでに新型にかかった人は少なくとも2000万人と推測されています。
残りの国民全員が受けたとしても、大量に余りますね。もったいない話です。
■「新型」の勢いにおされて、「季節性」消えた!?
新型の流行が続く中、例年なら年末に流行する「季節性」の発生報告がほとんどゼロに近いことが分かりました。
年末にこれほど季節性が少ないのは、過去10年例がない特異な事態。
新型の勢いに押されて、季節性が押さえ込まれた可能性があります。
しかし、「新型の勢いが弱まりつつある中、1月以降に季節性が流行する可能性がある」
と専門家は言っていますが・・・?
さて、兵庫県の助成金を得て、空気清浄機付きの大型のパーテイションを2台、待合室に設置できることになりました。院内感染の予防に一役かってくれることでしょう。
みなさま、良いお年をお迎え下さい。