■新型インフル情報 (2010/02/02発行)
■新型インフル流行はでっちあげ!?
何とも衝撃的なタイトルの記事が目に飛び込んできました。
新型インフルのパンデミック宣言は、WHOと欧州製薬メーカーの癒着ではなかったかという疑惑です。
「新型インフルエンザは今世紀最大の薬剤スキャンダルの1つだ」、
「比較的軽いインフルエンザが発生しただけ。パンデミック宣言は誤りだ」
と欧州会議保健委員会のウォルフガング・ウォダーグ委員長は述べています。
もちろん、これに対してWHOは反論しています。
今回の新型インフル騒動で感じたことは多々ありますが、関連した製薬メーカーが大もうけしたのは事実です。一人笑いが止まらないといったところでしょうか?
もし、この疑惑が少しでも真実であるとすれば、半年以上にわたって振り回された世界のインフル騒動はいったい何だったのでしょうか?
インフル騒動の話題はこれくらいにしておきましょう。
■「発熱の4日のルール」!?
これは、みやけ内科から生まれた新語です。
「子どもでも、大人でも、熱はふつう3日ほどで下がるもの、4日以上続けばこじれかかっていますよ」という、単純ながら、たいへん役に立つメッセージです。
私の十数年にわたる診察室の経験から学んだ、教訓の一つです。
「4日以上熱が続けば、レントゲン撮影や血液検査で調べたり、抗生物質の点滴をする必要がありますよ」。
私がこの方法を守り通してきた結果、肺炎やいろいろな病気を見逃さずにすんだといつも思っています。もちろん、それでも間違いを完全になくすことは出来ませんでしたが・・・。
子どもでも3日までは様子をみていても、4日以上熱が続けば、肺炎や川崎病など他の病気を疑うこと!
医師も親も、もう少しもう少しと先延ばしにしがちですが、「発熱の4日のルール」という信念にも近い気持ちを持つことが、子どもを守ることにもなりますよ。