■みやけ便 第26報 (2010/07/08発行)
■子どもが夜中に咳とたんで辛そうな時は、どのようにしてあげればよいでしょうか?
大人、子どもに関係なく季節の変わり目には夜の咳が多くなります。
夜や朝の咳き込みは、軽い気管支炎が原因のことが多く、雨が降ったり気温の変化が多きいと、気管支が荒れて咳が止まりにくくなります。
こんな時にどうしてあげたら良いか、子どもが辛そうに咳き込むとお母さんも寝ているどころではありませんね。そんなときは水を一口飲ませていただくと少し楽になるかもしれません。
しかし、夜の咳き込みはなかなか治りにくいのも事実です。
診療所では少しでも早く治すために、吸入をしたり、薬を工夫したりします。それでも治りにくい時が多いのですが、この咳は時間がたつと自然によくなっていきます。根気よく治るのを待って頂きたいと思います。
咳が多いときに熱が出てくるとこじれやすくなります。マイコプラズマ感染症や肺炎に気をつけなければなりません。また、夜の咳とともにヒューヒュー鳴ると小児喘息も疑わなければなりません。咳の多い体質の子をせき喘息と呼ぶこともあります。
咳の治療法は医師によって異なります。私は、咳がひどいときには毎日吸入をしてもらいます。小さな子は診療所で、少し大きい子には吸入器を貸し出して自宅で吸入してもらいます。この方法が一番早く良くなるようですよ。