正常の心電図では洞結節から規則正しく電気の刺激が入るために、心電図上のQRS波形は規則正しく等間隔で現れることになります。
心房で電気刺激が正しく入ったことを示すP波もはっきりと認められ、P波も等間隔に現れます。(心電図1)
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心房細動では、心房からの電気刺激が不規則に入るために、心電図上の波形は等間隔にならないで不規則に現れます。その結果、心房の電気刺激を表すP波が無数に現れるため(450~600/分)、P波が細かく無数に認められます。
心電図では基線が一直線にならずに、波打つように揺れて見えます。(心電図2、3、4)
心房細動の心電図の特徴は、
(1)QRS波が等間隔にならずに、不規則に現れること、
(2)基線が細かく波打つように見えること の2つです。
*心電図の読み方については、本HPの中の 誰でも分かる「心電図の簡単な読み方」 をご覧下さい。
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