兵庫県姫路市、みやけ内科・循環器科【内科・循環器内科・小児科】院長ブログ。
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パズルで分かる不整脈鎖骨下動脈盗血症候群、大動脈炎症候群、椎骨・脳底動脈循環不全症 

パズルで分かる不整脈

鎖骨下動脈盗血症候群、大動脈炎症候群、椎骨・脳底動脈循環不全症

鎖骨下動脈盗血症候群、大動脈炎症候群

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鎖骨下動脈盗血症候群、大動脈炎症候群
(イラスト1)

(イラスト1)

鎖骨下動脈の起始部に閉塞病変があると、血液の流れを確保するためにいろいろな側副血行路(閉塞部から先に血液を流すためのバイパス)が形成されますが、その一つが椎骨動脈を介するものです。反対側の椎骨動脈から閉塞した末梢側に血液が逆流することになり、その結果脳への血流が減少します。特徴は、閉塞した側の上肢の血圧が低下したり、閉塞側の上肢の運動によりめまいや一時的な失神、視力障害などの症状が引き起こされます。

原因の多くは動脈硬化や特発性(原因がよく分からない)ですが、若い女性では大動脈炎症候群(脈なし病、高安病とも呼ばれます)が重要です。

椎骨・脳底動脈循環不全症

椎骨動脈や脳底動脈は脳幹部と呼ばれる脳の重要な部分に血液を流しています。動脈硬化があったり、一時的に小さな血栓で血流が途切れると(一過性脳虚血発作と言います)、特徴的な神経症状が現れます。

脳幹部には重要な脳の働きをコントロールする中枢が集まっています。とくにめまいや意識に関係する症状が出やすくなります。めまいは、首を回したり急に上を向いたり、体位を変えた時などに起こることが多く、めまいと同時に視覚障害(霧視、動揺視 、複視 )、眼前暗黒感、意識障害(気が遠くなる、短時間の意識消失 )などが起こることがあります。

頚椎の変形性脊椎症が原因で、椎骨動脈を圧迫し、脳循環障害を起こすことがあります。こうした例では首の過伸展(強く上を向く)、回転などで症状が誘発されやすくなります。洗濯物を干す時などに、長い間上を向いていたときや理容店で洗髪などのために仰向けになったときに、フーとするめまいを起こすことがあります。

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