「発熱」を訴えて診療所を訪れる患者さんの、診断へのアプローチを解説します。
「発熱」診断へのアプローチ
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発熱の4日ルール → 肺炎・腎盂炎では?
「発熱の4日ルール」は肺炎やかぜ以外で起こる急な発熱疾患を見逃さないためのルール
食事・海外渡航歴・山歩き・農作業・ペット飼育・性交渉
ウィルス感染症、細菌感染症、真菌感染症、寄生虫や原虫感染症
(下痢や咳がなく熱のみ先行することも)
カンピロバクターなど細菌性腸炎
マイコプラズマ・クラミドフィラなど非定型性肺炎
レジオネラ肺炎の初期
頚部リンパ節または頚部腫大
伝染性単核症(EBV、CMV、HIV)、菊池病、川崎病、亜急性甲状腺炎
悪性腫瘍? 結核? ⇒ 機能性高体温症(老人性うつ熱)? 薬剤性?
血液疾患:白血病、リンパ腫、溶血性貧血、HIVなど
膠原病およびその類縁疾患(成人スティル病、結節性紅斑、ベーチェット病など)
リウマチ性多発筋痛症
血管炎症候群、IgG4関連疾患、好酸球増多症候群、自己炎症症候群、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
Cogan症候群、再発性多発軟骨炎
サルコイドーシス、アミロイドーシス
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