心不全や血栓塞栓症の予防のために、心房細動では心拍数がきわめて重要です。
心房細動の心拍数の変化によって、
1心拍数が60~70/分とほぼ正常の心拍数を示す場合 (心電図2、3、4)
2心拍数が100~150/分の頻脈を示す場合(頻脈性心房細動)(心電図5、6)
3心拍数が遅くなる場合(徐脈性心房細動)(心電図7、8)
4普通は正常の洞調律(等間隔の規則正しい心拍)でも、一時的に心房細動を示す場合(一過性心房細動)(心電図9、10)
に分けて考えることができます。
1心拍数が60~70/分とほぼ正常の心拍数を示す場合 (心電図2、3、4)
画像をクリックすると拡大します
2心拍数が100~150/分の頻脈を示す場合(頻脈性心房細動)(心電図5、6)
3心拍数が遅くなる場合(徐脈性心房細動)(心電図7、8)
4普通は正常の洞調律(等間隔の規則正しい心拍)でも、一時的に心房細動を示す場合(一過性心房細動)(心電図9、10)
心房細動の問題点
心房細動が問題になるのは、動悸や胸部不快感などの自覚症状の他、
- 頻脈性心房細動では心不全、
- 徐脈性心房細動では失神発作、
- 心房細動全体の問題として心房内に血栓が形成され、脳塞栓(のうそくせん・・・心房内の血栓が脳に飛んで脳血管に詰まること)を起こしやすい傾向にあること(血栓塞栓症) です。
※このサイトは、地域医療に携わる町医者としての健康に関する情報の発信をおもな目的としています。
※写真の利用についてのお問い合わせは こちら をご覧ください。