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内臓脂肪とメタボリックシンドローム(3)

3- 慢性腎臓病(CKD)とは

Dr.みやけ

慢性腎臓病では将来腎不全を起こす危険性が高いだけでなく、動脈硬化が原因で心臓病や脳卒中の危険性が高くなります。

様々な原因により腎機能の低下した状態

慢性腎臓病(CKD)と呼ばれる病態があります。
糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症(血液中のコレステロールや中性脂肪が高い状態)、メタボリックシンドローム、慢性糸球体腎炎さらに加齢などにより、腎機能が低下した状態を慢性腎臓病(CKD)と呼びます。

慢性腎臓病では将来腎不全を起こす危険性が高いだけでなく、動脈硬化が原因で心臓病や脳卒中の危険性が高くなります。
糖尿病腎症と慢性腎臓病(CKD)は、同じ腎臓でも異なる病態と考えられますが、同時に複雑に関係し合って動脈硬化を進めると考えられます。(イラスト:CKD)

(イラスト:CKD慢性腎臓病)
(イラスト:CKD)

心腎相関:心臓病と腎臓病

慢性腎臓病に関係して、心腎相関という考えが提唱されています。心機能と腎機能は密接な関連があり、中程度以上の腎機能低下は心血管病の発症の危険因子となり、逆に、 心臓病では腎不全のリスクが高くなります。

心臓病と腎臓病はそれぞれに特有な危険因子と共通する危険因子がありますが、それらはお互いに密接に関連しているので、心腎相関と呼びます。

【少し詳しい説明】

慢性腎臓病(CKD)の診断と推算GFR値

慢性腎臓病(CKD)の診断には、1分間の腎血流量である推算GFR(eGFR=mL/min/1.73㎡)を用います。推算GFRは血清クレアチニン(Cr)、年齢、性別から算出されます。
クレアチニン(Cr)は一般的な血液検査の一つで、腎機能の指標として日常的に調べます。
推算GFRが60を下回ると(ステージ3)、慢性腎臓病が疑われるようになります。(表:CKDステージ)

(表:CKD慢性腎臓病ステージ)
(表:CKDステージ)

次のページで4- 糖尿病性腎症と慢性腎臓病(CKD)の関係について解説します。

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