Q4:果物・野菜アレルギーの一般的な経過について教えてください。
A4:多くの人は自然に原因食物を食べなくなるため、詳細な経過については明らかではありません。初めの症状が軽くても、原因食物を食べ続けていると、アナフィラキシーなどの重篤な症状に進行していくことも少ないがあります。
花粉食物アレルギー症候群の場合、花粉症に対する花粉特異的免疫療法(減感作療法など)で口腔内の症状が軽減したという報告もありますが、治療の中心は原因食物の除去になります。
原因食物を食べたときの口のピリピリ感をアレルギーと気づかずに食べ続ける人もいるので、花粉症では口腔内の症状がないかどうか注意を要します。一般に、アレルゲンとなる果物・野菜のタンパクは加熱・凍結で壊れやすいので加熱(生焼けでは不十分)したもの、缶詰は摂取可能なことが多いです(セロリ、モモなど以外)。
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