Q6:食物アレルギーがある子どもの外食時の注意について教えてください。
A6:外食の時に、いくら注意していても、食物アレルギーの原因となる食物を、うっかり口にすることはないとは言い切れないでしょう。
レストランやホテルでは使用している材料の表示義務はありません。そのため、外食はリスクが高く注意が必要です。旅行前にアレルギー食を提供してくれるレストランやホテルをインターネットなどを利用して探しておきましょう。
不測の事態に備えて内服薬(抗ヒスタミン薬、内服用ステロイド薬)や注射薬(エピペン)を携帯するなど細心の注意を払う必要があります。
外食時のポイント
【予約までの対策】
- 主治医からあらかじめ内服薬や、エピペン注射器を処方してもらう。
- アレルギー食を提供してくれるレストランをインターネットで探す。
- アレルギー担当者が当日いるか確認しておく。
- 厳密な除去を必要とする患者さんはアレルギー担当者と詳細な打ち合わせ(食材、調理器具、食器の区別など)をしておく。
- 緊急病院の有無を確認しておく。
- (3)~(5)項目を確認してから予約する。
- 代替え食メニューの食材をFAXなどで確認する。
【当日の対策】
- 処方された内服薬や、エピペン注射器を携帯する。
- 食前にアレルギー担当者と食事内容について確認する。

※このサイトは、地域医療に携わる町医者としての健康に関する情報の発信をおもな目的としています。
※写真の利用についてのお問い合わせは こちら をご覧ください。