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学童と大人のための食物アレルギーQandA

2.緊急時の対応 Q7

質問Q7:キャンプ場、ボーイスカウトで野外料理のときの注意について教えてください。

答えA7:キャンプなど課外活動に子どもを参加させる場合には、食物アレルギーの食品内容や緊急連絡先、対処方法について、食物アレルギーに詳しいスタッフからキャンプのリーダーだけでなく、調理当番や買い出し当番を含めた参加スタッフ全員に、細かい注意点などについて話しが行き渡るようにする配慮が必要です。

食物アレルギーに詳しいスタッフが不在の場合には参加させないようにしてください。

■課外活動のポイント

【参加する側】

  1. アレルギーの原因食品、症状についてキャンプスタッフに知らせる
  2. 主治医からの指示書(アレルギー誘発食品、初期症状と対応、緊急連絡先)を渡す
  3. 内服薬やエピペン注射器を携帯させ、緊急時の対応(エピペン注射器の使用法や緊急搬送先病院)について決めておく

【キャンプスッタフ側】

  1. スタッフ全員で情報を共有し、対応法はスタッフ全員に伝えておく
  2. 出発前に、指示書、内服薬、エピペン注射器の携帯などを確認する
食物アレルギーがある子どものキャンプ場、ボーイスカウトで野外料理のときの注意
図1食物アレルギーがある子どものキャンプ場、ボーイスカウトで野外料理のときの注意(独立行政法人環境再生保全機構「ぜん息予防のための よくわかる食物アレルギーの基礎知識」より)

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学童と大人のための食物アレルギー

1.食物アレルギーについて

2.緊急時の対応

  1. 食物アレルギーを起こしたときの、症状に応じた対処方法を教えてください。
  2. エピペンについて教えてください。
  3. エピペンを誤って注射したとき、副作用など怖くありませんか?
  4. エピペンは皮膚を消毒しないで注射しても大丈夫ですか?
  5. じんま疹や口の違和感(OAS)などの、比較的軽いアレルギー症状の時に使う、内服薬を教えてください。
  6. 食物アレルギーがある子どもの外食時の注意について教えてください。
  7. キャンプ場、ボーイスカウトで野外料理のときの注意について教えてください。

3.食物アレルギーの診断と検査

4.食物アレルギーの特徴


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