子どもが1歳を過ぎたころ、急に39度台の高熱が出るのがこの病気の始まりです。
1~3歳の幼児で、せきや鼻水などのかぜ症状がなく、高熱が続くときにはヘルペス性歯肉口内炎の疑いを持ちます。
口の中の痛みは早くから起こるせいか、よだれが多くなったり、歯ぐきが赤くはれているのに気がつくこともあります。
3,4日で熱は下がりますが、このころから舌の先やくちびるに小さな口内炎が多発してきます。
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この口内炎は上の写真のようなアフタ性口内炎(写真1)のように大きくはなく、小さな口内炎がくちびる(ヘルペス写真2)や口の中に多発してきます。
舌先の口内炎は小さく白く、たくさんできるためいかにも痛そうです(ヘルペス写真3)。
写真3ヘルペス性歯肉口内炎 くちびるや歯ぐきも赤くはれ、小さい口内炎がいくつもできます(ヘルペス写真4、5)。
口内炎は一週間から二週間近く続き、痛みのために食事も摂れなくなります。原因となる単純ヘルペスに対する抗ウイルス薬を内服すると3、4日でよくなります。
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