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心臓・血管の話治療抵抗性高血圧 > 3.高血圧の自覚症状について 

思うように下がらない高血圧、手に負えない高血圧「治療抵抗性高血圧」

3.高血圧の自覚症状について

高血圧は合併症が現れるまでに数年から十数年の無症状が続くため、病気と気づかずそのまま放置しがちです。そのため、ある日突然、動脈硬化や脳卒中、心不全、腎不全など合併症がサイレント・キラー(沈黙の殺人者)となって現れるこわい病気です。

高血圧は早くから血圧を正常にコントロールする治療を行えば、合併症の発生を防ぐことができます。また、適切な治療によって、合併症を起してしまった人でも悪化させず、再発を防止することができます。

高血圧は、一般には自覚症状が乏しく、いつのまにか高血圧になっていた、ということになりがちです。しかし、自覚症状が全くないわけではなく、ひどく疲労した時などに一時的に自覚症状が出てくることもあります。次のような症状を自覚しましたら、念のために、検査することをおすすめします

高血圧と肩こり

特に高血圧症の初期は自覚症状がほとんど現れない人もいれば、めまいや頭痛、肩こり、イライラ、耳鳴りなど様々な症状があります。高血圧と肩こりの関係はなかなか密接には結びつけられないようですが、中高年の高血圧症の人の中では、血液の流れが悪くなることで肩こりの症状が現れることが多いようです。運動不足なども一因ですので軽い運動をするなどして対策していきましょう。

高血圧と頭痛

高血圧の自覚症状で頭痛や頭重感が現れることがあります。高血圧頭痛は後頭部に痛みを感じることが多く、吐き気を伴うことがあるようです。頭痛があるからといってイコール高血圧というわけではありませんが、後頭部の頭痛の場合は可能性があるので注意が必要だといわれています。良性高血圧から悪性高血圧へと移行するときには頭痛が起こることが多いので、現在高血圧症の場合には頭痛が起こった場合は早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

高血圧とめまい

高血圧によるめまいにも注意が必要です。平衡感覚を失って歩けないようなめまいや回転性のめまいが起こったときには、しばらく安静にしておけば治ることもありますが、数回おこるようであれば、脳卒中の可能性もあるので、直ちに医師の診察を受けたいものです。めまいは脳卒中の前兆としても考えられるので現在高血圧症の場合には、たとえ軽いめまいであっても医師の診断を受けるようにしましょう。

高血圧と耳鳴り

高血圧の人の場合の耳鳴りは、過労や寝不足の状態でになったときに起こることが多ので、しばらく安静にしておけば耳鳴りは自然に消失することが多いようです。耳鳴りは高血圧以外にも様々な原因で起こるものです。耳の病気の場合では、病気になっている片方の耳鳴りなので高血圧によるものとは区別できます。

高血圧の自覚症状と気づかないでいたり、たいしたものではないと過信しすぎると突然の発作に襲われかねません。年に一度は健康診断を受けるとともにこのような自覚症状を見逃さないようにするといった早期発見こそが大切です。

2.降圧薬の種類
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コントロール不良と治療抵抗性の要因

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心臓・血管の話

■治療抵抗性高血圧

  1. はじめに
  2. 降圧薬の種類
    1. カルシウム拮抗薬
    2. ACE阻害薬とARB
    3. アルファ遮断薬(α遮断薬),ベータ遮断薬(β遮断薬),アルファベータ遮断薬(αβ遮断薬)
    4. 利尿剤
  3. 高血圧の自覚症状について
  4. 高血圧治療におけるコントロール不良と治療抵抗性の要因降圧薬の種類
  5. 診察室でもっとも多い「なかなか下がらない高血圧」
  6. まず少量の降圧利尿薬の追加
  7. 治療抵抗性の切り札は「アルドステロン拮抗薬」
  8. 慢性腎臓病(CKD)と治療抵抗性高血圧
  9. 血圧の変動性
  10. ベータ遮断薬に期待される役割とは?

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心房細動について