熱があるかぜの症状Yes咳があるYes熱は3,4日で下がったNo ときは・・・
せきとともに熱が4,5日以上続くときには、こじれている可能性があり注意が必要です。場合によっては胸部レントゲンを撮影したり、血液検査を受ける必要があります。
筆者は「発熱の4日ルール」と呼んでいますが、45日以上せきと熱が続くときには、気管支炎や肺炎、マイコプラズマ肺炎などが原因のことがあり、病院で専門の医師の診察を受ける必要があります。
診断のポイント
子どもはふだん元気な子でも、体調によって急に肺炎を起こすことがあります。ふつうかぜはウィルス感染によって起こりますが、ウィルスは気道の抵抗力を破壊していきます。そこに細菌による二次感染を起こすと、いわゆる「こじれて」いきます。
したがってこじれるのはかぜを発症してから数日後のことが多く、初期にレントゲンを撮影しても異常がなく、数日後には肺炎を起こしていたということがあります。
レントゲン撮影や抗生物質の点滴は発病してから(はじめて診察を受けてからではありません)、4,5日たってから開始するのが効果的ではないかと考えられます。
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