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急病センター受診の前に・・・パズルで分かる「子どもの病気」

子どもの急病:腸重積

急病センターでよく見られる病気 「 腸重積 」とは・・・
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・家庭での医学-子ども-腸重積
 

(腸重積)こんなときは急いでみてもらいましょう!

腸重積の3大症状は、1.腹痛、2.おう吐、3.粘血便ですがこれら3つがそろうことはそれほど多くはありません。むしろ母親が「何かおかしい」、「いつもと違う」といった直感的なものが働いて、気がつかれることがしばしばあります。母親の観察力に驚かされることがあります。

これら3つの症状の中では腹痛がもっとも多く、ついでおう吐が多くみられます。しかしうまく話すことができない小さな子どもでは、腹痛というよりは不きげん、周期的に強く泣き出す、ぐったりしている、顔色が悪いといった症状がみられます。
腹痛は持続的によりも周期的に起こるため、泣いては泣き止むことを繰り返すことがあります。おう吐は1、2回で治まることはなく、頻回にもどすようになります。何回も続けてもどすときには、念のために診察を受けるほうが安全です。

粘血便は何もしないで出ることもありますが、多くの場合浣腸をしてイチゴゼリー様のねばねばとした粘液が混じった血便を認めます。多量に出るのではなく、むしろ少量のことがしばしばです。家で粘血便を認めることは、それほど多くはありません。

(腸重積)診断のポイント

腸重積の多くはへそのやや右上の部分で起こります。注意してみるとこの部がごくわずか盛り上がって見えることがあります。また、この部を押さえると痛みを起こすために子どもが泣き出します。このような場合には腸重積を疑います。

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