Q2:アレルギー反応は、ほんとうはからだを守るはずのものだったのですか?
A2:はい、そう考えられます。アレルギー反応は一種の防衛反応で、アレルギー反応が適切に調節されていれば、からだを守るためにたいへん役に立つはずです。
適当な程度にアレルギー反応が起これば、安全に危険を察知することができ、次からその原因を避けるようになるはずです。それがからだを守ることにつながります。
しかし、私たちの生活が豊かになるにつれて、周囲にはアレルギーの原因となる物質が無数に存在するようになりました。
アレルギーの原因となっているのに気がつかずに、同じように生活をしていると、からだの過剰な防衛反応が起こるようになり、いわゆるアレルギー症状といわれるさまざまな症状が起こるようになります。
アレルギー反応をじょうずに理解することは、からだそして社会の環境の悪いところを見いだして、改善する方向に導くために大切なのです。
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