パズルで分かる「子どもの病気」子どもの熱 

急病センター受診の前に・・・パズルで分かる「子どもの病気」

子どもの熱

熱があるかぜの症状Noその他または発熱以外に何も症状が見られない ときは・・・

その他または発熱以外に何も症状が見られないときは・・・


子どもでも大人でも、発熱は「5日のルール」といって、発熱は4日までは様子をみても(もちろん早くに医師の診察を受けておくのは言うまでもありません)、5日以上発熱が持続するときには、こじれていないか、他に原因がないか、つねに注意しておく必要がある と考えています。

もし発熱が軽くても意識障害やけいれんなどが起こったら、すぐに医師の診察を受ける必要があります。乳幼児でけいれんが脳炎の初発症状のことがあります。しかし熱性けいれんはあわてる必要はありません。

耳やあごの下がはれてきたときにおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)が疑われます。おたふくかぜのはれはリンパ節ではありません。しかし耳の下(耳下腺)やあごの下(顎下腺)がはれてくるために、首のリンパ節のはれと見間違われるかも分かりません。
耳下腺のはれは耳たぶをはさむように耳の下がはれてきます。耳下腺は分かりやすいのですが、おたふくかぜで顎下腺がはじめにはれてくるとリンパ節のはれと間違われるでしょう。慣れてくるとさわると分かります。

耳下腺がはれるのはおたふくかぜの場合と、かぜのウィルスによる良性反復性耳下腺炎と呼ばれるものがあり注意が必要です。区別に困難なときもありますが、一般に良性耳下腺炎でははれが翌日からひいてくるのに対して、おたふくかぜでは徐々にはれが強くなることから区別が可能です。
もちろんおたふくかぜでは、特徴的な経過をとれば診断は迷うことはありませんが、片一方だけの耳下腺炎のときや顎下腺のはれだけのときには診断が困難です。


こういうときには一ヶ月くらい間隔を開けてから、抗体価の変化で診断します。

*詳しくは本HPをご覧ください(クリックしてください)。
家庭での医学-子ども-子どもの熱
家庭での医学-子ども-熱性けいれん

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