熱があるかぜの症状No口内炎Yes唇や舌に口内炎No ときは・・・
発熱とともにのどの奥に口内炎がみられる病気の代表はヘルパンギーナでしょう。水ぼうそう(水痘)も口内炎がみられますが、全身に水ほうが出てくるので診断はそれほど困難ではありません。
診断のポイント
ヘルパンギーナ でははじめに高熱が出てきます。ほぼ同時か1,2日遅れてのどの奥、口蓋垂のよこに口内炎がかたまって出てきます。
口を開けただけでは見にくいことがあり,舌を何かで押さえた方が見つけやすくなります。夏かぜの一つとして有名で、保育園などで流行してきます。
口内炎の場所にかかわらず、夏かぜで高熱と口内炎がみられたら広くヘルパンギーナと呼ばれることがあります。
ヘルペス性口内炎では発熱とともに口唇や舌、ほほに口内炎が多発してきますが、口唇や舌に口内炎が見られず、ほほやのどの奥などに口内炎が見られることがあります。
これらは熱とともに出てきたアフタ性口内炎と思われますが、その中には単純ヘルペスによる口内炎も含まれます。
※このサイトは、地域医療に携わる町医者としての健康に関する情報の発信をおもな目的としています。
※写真の利用についてのお問い合わせは こちら をご覧ください。