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腸重積(ちょうじゅうせき) |
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腸重積は診断が遅れると手術が必要となるため、早期診断・早期治療が重要な乳幼児の腹部の病気です。2歳以下、とくに生後3〜12ヶ月の太った乳児に起こりやすく、一般に夏期および冬期に多い傾向があります。 腸重積の原因 原因としてはウィルス感染による腸間膜リンパ節のはれや腸管壁のリンパ組織の増殖、腸管運動の変化などが誘因と考えられています。このような状態で腸管の一部が肛門側の腸管に入り込んで腸閉塞を起こしてくるのが腸重積です。夏期や冬期にはおう吐やげりを伴うウィルス性胃腸炎が多くなります。このような胃腸炎の際に夜間に急に腹痛やおう吐が激しくなり、ぐったりしたり、号泣するときには常に腸重積を考慮しなければなりません。 腸重積の症状 腸重積の3大症状は、1)腹痛、2)おう吐、3)粘血便 であるといわれています。しかし腸重積の多くは1歳以下の乳幼児に多く、腹痛などを訴えることができません。不機嫌、号泣、顔面蒼白 などふだんと異なった重症感のある「おう吐」がみられたら、常に腸重積を考えなければなりません。 イラスト1 腸重積は慣れてくると、腹部を少していねいに観察することで診断ができることがあります。腸重積の起こりやすい部位は右上腹部から上腹部にかけてです。腹部を注意して観察すると、腸重積を起こしているこれらの部位が少しふくれているのが分かります。またこの部位を押さえてみるとしこりを触れたり、子どもは痛みのためにこの部位を押さえると号泣します。 おしめに排便とともに粘血便がみられたら腸重積の疑いは濃厚です。粘血便がみられなくても、浣腸を試みると粘血便が排出されることがあります。
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