写真で見る「子どもの病気」 > プール熱 

写真画像で見る「子どもの病気」子どもの病気について説明は最小限にして、写真をできるだけ豊富にのせて解説しています。

プール熱

プール熱の症状

Dr.みやけ

プール熱は咽頭結膜熱ともいわれ、発熱・咽頭炎・結膜炎の3つの症状を示します。

アデノウィルス3型がおもな病原体といわれていますが、その他の型でも起こります。

特に夏~初秋にプールを介して学童の間に流行するのでプール熱という呼び名が一般的ですが、プールに入らなくてもうつります。
39~40℃の高熱が4~5日続き、のどの痛みが強く、眼も赤くなります。

ふつうのかぜは3日くらいで解熱するのに対して、一般的に夏かぜは5日前後と長く高熱が続く傾向にあります。
プール熱も例外ではありません。頭痛や吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。

眼症状としては、眼痛、眼のまぶしい感じ、涙が流れる、目やになどを訴える結膜炎症状です。
両眼が赤くなることもあれば、片目だけ充血が強くなることもあります(写真1~6)

写真をクリックすると拡大します

プール熱の眼症状 写真1プール熱の眼症状

プール熱の眼症状 写真2プール熱の眼症状

プール熱の眼症状 写真3プール熱の眼症状

プール熱の眼症状 写真4プール熱の眼症状

プール熱の眼症状 写真5プール熱の眼症状

プール熱の眼症状 写真6プール熱の眼症状

咽頭はかなり赤く腫れてくるため、咽頭痛だけでなく、高熱や頭痛の原因となります。
のどの発赤からは溶連菌感染症と間違われることがあります。
このとき頚部のリンパ節の腫れを認めることもあります。
咽頭痛と高熱のわりにはかぜの時のような咳は少なく、鼻汁もあまり伴いません。

こんなときはもう一度診察を

  1. のどの痛みが強くて水分をあまり飲まないとき
  2. 高熱が3日以上続くとき
  3. 元気がなくてぐったりしているとき

保育所・学校

熱が下がってのどの痛みがなくなるまで、5~7日ほど休ませましょう。

※このサイトは、地域医療に携わる町医者としての健康に関する情報の発信をおもな目的としています。

※写真の利用についてのお問い合わせは こちら をご覧ください。

写真で見る「子どもの病気」


 上に戻る