兵庫県姫路市、みやけ内科・循環器科。町医者の「家庭の医学」
家庭の医学、内科からみた肩こり、心臓・血管の話、子どもの病気など話題いっぱいのホームページです。

写真で見る「子どもの病気」 > 溶連菌感染症の手足の症状 

写真画像で見る「子どもの病気」子どもの病気について説明は最小限にして、写真をできるだけ豊富にのせて解説しています。

溶連菌感染症の手足の症状

スポンサーリンク

溶連菌感染症の手や腕の皮膚の変化

溶連菌感染症の皮膚変化としては手指や前腕部の湿疹がもっとも有名です。発熱や咽頭痛がなくて、手指や前腕部の湿疹に気がついて受診されることがしばしばあります。

手指の変化は手と指とに分けられます。手の変化としては、皮膚がかさかさ・ごわごわしてきたり、手のひらのしわに沿って白く皮がむけてくることがあります。(これを落屑(らくせつ)といいます。)

手の甲の皮膚変化

手の甲ではしわがよったようにごわごわした感じになります(写真1〜5)。手の甲には落屑の変化は起こりません。

写真をクリックすると拡大します

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真1 溶連菌感染症の手の甲のごわごわ)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真2 溶連菌感染症の手の甲のごわごわ)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真3 溶連菌感染症の手の甲のごわごわ)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真4 溶連菌感染症の手の甲のごわごわ)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真5 溶連菌感染症の手の甲のごわごわ)

手指の皮膚変化

手指の変化は溶連菌感染症でもっとも特徴のある変化を示します。

1)指先の皮がむけてつるつるになったように変化したり、赤く皮膚が変色してくることもあります(写真6〜9)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真6 溶連菌感染症の手の指)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真7 溶連菌感染症の手の指)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真8 溶連菌感染症の手の指)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真9 溶連菌感染症の手の指)

2)また多くの例では指の皮が白くむけてくる変化(落屑;らくせつ)が認められます(写真10〜13)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真10 溶連菌感染症の手の落屑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真11 溶連菌感染症の手の落屑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真12 溶連菌感染症の手の落屑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真13 溶連菌感染症の手の落屑)

3)指の間に紅斑が認められることもあります(写真14)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真14 溶連菌感染症の手指の紅斑)

 

この例(写真15、16)はおとなの溶連菌感染症の手のひらの変化です。初診の時は手のひらの発赤(紅斑)がみられましたが、3日後には特徴的な落屑が認められました。

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真15 大人の溶連菌感染症)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真16 大人の溶連菌感染症)

前腕部の皮膚変化

前腕部の皮膚変化は小さな赤い斑点状の湿疹がみられるのが特徴です。

1)この湿疹は点状紅斑とも呼ばれますが、よくみるとざらざらした少し盛り上がった感じのする小さな湿疹のこともあります(写真17〜20)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真17 溶連菌感染症の腕の湿疹)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真18 溶連菌感染症の腕の湿疹)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真19 溶連菌感染症の腕の湿疹)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真20 溶連菌感染症の腕の湿疹)

2)腕にも顔と同様に一見するとにきびに似たような湿疹を生じることもあります(写真21)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真21 溶連菌感染症の腕の湿疹)

 

風疹やりんご病もよく似た点状紅斑を生じますが、皮膚のざらざら感はありません。耳介項部のリンパ節のはれがあれば風疹と診断できます。りんご病はときに溶連菌感染症と区別が困難です。

溶連菌感染症では、手指の皮膚の変化、とくに手指や手のひらの落屑(白く皮がむけてくること)や指先がつるつるになる変化を同時に認めることが多く、これらの変化から区別できます。

溶連菌感染症の足の皮膚の変化

 

溶連菌の足の変化も特徴的で、診断にたいへん役立つ所見です。

1)足の甲に小さな赤い斑点(紅斑)がしばしば認められます。この斑点は足の甲だけでなく、下腿部や大腿部にも広がる傾向があります(写真22〜30)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真22 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真23 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真24 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真25 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真26 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真27 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真28 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真29 溶連菌感染症の足の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真30 溶連菌感染症の足の紅斑)

 

2)足指の変化として斑点ではなく、指の間に広がる紅斑もしばしば認められます(写真31、32)。写真32は咽頭ぬぐい液の溶連菌抗体検査で陽性になった例です。

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真31 溶連菌感染症の足指の紅斑)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真32 咽頭ぬぐい液の溶連菌抗体検査)

3)顔や腕と同様に足にもにきびに似たような比較的大きな盛り上がった湿疹(丘疹)として現れることもあります(写真33)

溶連菌感染症の手足の皮膚の変化
(写真33 溶連菌感染症の丘疹)

次のページで、溶連菌感染症について詳しく解説します。

写真で見る「子どもの病気」:目次へ


関連コンテンツ

写真で見る「子どもの病気」

《 写真の利用について 》
当サイトに掲載している写真をテレビや雑誌、WEBサイト等でご利用になりたい方へ。

Copyright(c) Miyake-naika All rights reserved.
掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。