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写真画像で見る「子どもの病気」子どもの病気について説明は最小限にして、写真をできるだけ豊富にのせて解説しています。

りんご病(伝染性紅斑)の詳しい説明と写真

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りんご病(伝染性紅斑)の顔の発疹
りんご病の顔の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の顔の発疹
りんご病の顔の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の顔の発疹
りんご病の顔の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の顔の発疹
りんご病の顔の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の顔の発疹
りんご病の顔の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の手の発疹
りんご病の手の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の手の発疹
りんご病の手の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の手の発疹
りんご病の手の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の足の発疹
りんご病の足の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の足の発疹
りんご病の足の発疹

りんご病(伝染性紅斑)の詳しい説明

臨床像および疫学的見地からウィルスであると考えられながら、長い間病原ウィルスの確証が得られませんでしたが、1983年ヒトパルポウィルスB19が病原であることが明らかとなりました。発疹は極めて特徴のある症状を呈するので、臨床診断は比較的容易です。今まで伝染性紅斑としてとらえていた病像は、パルポウィルスB19感染の2期症状にあたり、この時期にはすでにウィルス血症は消失し抗体が認められることから、発疹の出現はウィルスの直接作用ではなく、免疫応答の結果生じた産物の相互作用によるものと考えられています。

感 染

飛沫感染です。爆発的流行とはなりませんが、明らかに特定の集団に多発し小流行の型をとることが多いです。感染症サーベランスによれば、最近の全国流行は約5年周期で起こっています。

潜伏期間

潜伏期間は7〜25日です。感染後約1週間でウィルス血症がみられ、ウィルス排泄は感染後7日目から12日日頃まで認められます。本症特有の発疹は感染後17〜18日頃に出現します。

好発する年齢と季節

5〜14歳に多く、ピークは5〜9歳です。性別に男女差はありません。特定の流行季節はありませんが、冬から初夏にかけてみられます。

臨床症状

1)前駆症状
少数例に皮疹が現われる1週間位前から軽い咳、鼻汁などのかぜ症状を呈するものがあります。まれに関節痛、頭痛、腹痛などがあります。

2)発 疹
(a)第T期:顔面とくに頬部に紅斑状丘疹が多数出現し、口唇周囲にはみられません。1〜4日で急速に消えます。
(b)第U期:顔面より1〜2日おくれて上・下肢に対称的に小豆大〜爪甲大の斑状丘疹が出現します。伸側より屈側へ進みます。数日〜1週間の経過で消えます(平均5日)。
(c)第V期:発疹消退後にも日光、寒冷、入浴、外傷、情緒ストレス、摩擦などの刺激で再出現します(1〜4週間)。

3)発疹のかたち
(a)顔は熱感を伴った紅斑が両頬に現われ、左右が鼻根部で連なるので蝶が羽根を広げたような形(蝶形紅斑)を呈することがあります。わが国ではりんごのように真赤なほほになることよりりんご病という俗称もあります。
(b)四肢や背部ははじめ麻疹様であるが次第に拡大融合します。やがて中心より消えていき、レース状、綱目状、地図状の紅斑となります。体は網状になることは少ないです。発疹が消えた後の色素沈着、落屑(皮膚がむけること)はありません。発疹はしばしばそうよう感があります。
(c)ごく少数例に口蓋粘膜、頬粘膜に米粒大の粘膜疹(紅斑)を認めることがあります。

4)全身症状
(a)発熱:無熱のことが多いです。37.5度前後の軽度の発熱を20%位に認めますが、流行の年によっては39〜40度の高熱をみることもあります。
(b)その他の症状:頭痛、倦怠感、咽頭痛、筋肉痛、関節痛、腹痛などがみられることがあります。とくに子どもに比べて大人では、手指の関節痛や腫れ、腰や膝の関節痛、手足の筋肉痛を起こしやすいことが特徴です。

検 査

赤血球減少、白血球減少などはほとんどないがされますが、病状が強いと白血球が減少することがあります。好酸球増加がみられることがあります。ウィルス感染後第2週(発疹出現前)には網状赤血球、ヘモグロビン、リンパ球、好中球、血小板が減少することがあります。

鑑別すべき疾患

(1)麻疹、(2)風疹、(3)エンテロウィルスによる発疹症、(4)エリテマトーデス、(5)多型滲出性紅斑、(6)薬疹 などです。大人では、全身の紅斑に関節痛や筋肉痛を伴いやすく、エリテマトーデスなどの膠原病や関節リウマチなどに間違えられることがあります。

合 併 症

一般にはほとんどありません。関節炎、血管性紫斑病、脳炎の報告例はありますが、極めてまれです。慢性溶血性貧血の患者では、ウィルス血症時にaplastic crisisが起こり輸血を要することがあります。妊婦の感染では全妊娠期間を通じて感染性溶血による胎児水腫が起こることがあり、流産の危険性が増します。催奇形性の報告は今のところありません。

治 療

特別な治療は不要です。一般状態のおかされかたが強い時は安静、そうよう感の強いものに対しては抗ヒスタミン剤の内服および抗ヒスタミン剤軟膏の塗布します。

予 防

積極的な予防法はありません。患児を集団の中に出さないことが必要です。ウィルス血症の時期に感染しますが、発疹出現時(臨床診断可能な時期)にはすでにウィルス血症は終わり、抗体が上昇し感染力はないので隔離のために登園、登校停止してもウィルス伝播防止には役立ちません。

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