(メサバーデ国立公園)
コロラド州、US highway 50号線を西に向かう道沿いには、なだらかな山々と牧草地、草原がはるかに連なり、美しい風景が続きます。
そのうちにMonument Pass という分水界(海抜3450m)に行き当たります。
この地は川の流れが太平洋側と大西洋側とに分かれる分岐点となっています。(写真03)
(写真03)
ここからはなだらかな下り道となって行きます。(写真04、05)
(写真04)
(写真05)
美しい草原と山々に囲まれながら、ゆるやかな道を下っていくとやがてユーレイ(Ouray)の町が見えてきました。(写真06)
(写真06)
ユーレイは人口600人の小さな町ですが、1890年代に銀鉱、さらには金鉱が見つかり多くの富を生み出しました。
現在は温泉を利用したプールが利用できます。
ユーレイを去り550号線を南下する道は、赤茶けた地肌をむき出しにした山沿いに走っていきます。
所々に採鉱に利用された古ぼけた小さな木造の建物を見つけることができました。(写真07)
(写真07)
さらに550号線を南下する道はだんだん山道を登りながら海抜を上げていきます。
この周囲は緑の草原に囲まれ遠くには山々を望むことができて、たいへん美しい風景です。
車もほとんど通ることはなく、大自然を独り占めできます。
もっとも高いポイントはMolas Drive(海抜3300m)と名付けられ、でここからの眺めは雄大そのものでした。(写真08)
(写真08)
Durangoの町を通り過ぎて160号線を西に向かって走ると、MesaVerde National Park
に入ります。
Mesa Verde はスペイン語で 緑のテーブルと意味がある通り、広大な緑に包まれた台地の中に公園があります。(写真09)
(写真09)
ここには世界でも有数の岩窟居住民の遺跡群があります。
先住民の歴史は紀元後500年頃にさかのぼります。
1200年頃に現在遺跡として残されている岩窟に住居を造るようになったのですが、その理由はよく分かっていません。
しかし1300年末には干ばつなどのために住居は捨てられ、移住していきました。
彼らの歴史は公園内の博物館に模型で展示されており、たいへん興味深いものでした。(写真10~14)
(写真10)
(写真11)
(写真12)
(写真13)
(写真14)
Cliff Palace は最大の遺跡群でもっとも有名です。
遺跡にはpark ranger といっしょに訪れることができますが、細いはしごを下っていくため子ども連れでは困難です。
展望台から眺めることができます。(写真15)
(写真15)
House of Many Windowsでは遠くの断崖に住居の窓を小さく見ることができます。(写真16)
(写真16)
さらにBalcony House(写真17)やSpruce Tree House(写真18)、Far
View Ruins、Wetherill Mesa Ruins(写真19)などいろいろな遺跡を見ることができます。
また公園内には多くの野生の動物が生息しています。(写真20、21)
(写真17)
(写真18)
(写真19)
(写真20)
(写真21)
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