(ブライスキャニオン国立公園)
Bryce Canyon 国立公園はZion国立公園を北東に80mile行ったところのありますが、むしろGrand Canyonの真北に位置していると説明した方が分かりやすいでしょう。
Bryce CanyonはGrand Canyonの壮大さと比べることはできませんが、岩肌の奇妙な形や美しい色合いは際だっています。
このさまざまな奇妙な岩の彫刻は風によって造られたものと誤解されやすいのですが、実はそうではありません。
長い間かけて雨や雪などの水流によって浸食された結果造られました。
美しい岩肌の色は、赤と黄色は酸化鉄により、紫とラベンダーはマグネシウムによって造られています。
1300万年前まではこのあたりは広大な湖底で、今見られる赤い岩肌は湖の堆積物です。
その後、地質学的に隆起現象が起こり始め、沼地になり恐竜が住みついていたようすが化石からわかります。現在は高いところでは海抜3000mもあります。
その昔モルモン教徒のBryceは5年間家畜とここに住み地図を作ろうとしました。
しかし彼が残した言葉は「家畜の牛さえなくしそうな地獄のような迷路」でした。
アメリカ先住民さえここに住み着くことは困難で、彼らはここを「ボール鉢のような渓谷の中に人間のようにたつ赤い岩」と呼び、神秘的な価値を置きました。
Bryce Canyonは渓谷というよりは、ピンク色の断崖から作られたローマの円形劇場といえるでしょう。
Bryce Canyonは折からの曇天で幻想的な雰囲気で満ちあふれていましたが、急にヒョウが降ってきました。
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