お金について
旅行にどのくらいお金を持っていくかは人によって様々だと思いますが、どのようにしてお金を持っていくかは限られています。現金が一番便利ですが、多額の現金を持ち歩くのはかさばるし、危険です。
トラベラーズチェックを利用するのが安全ですが、小さな店やガソリンスタンドでは使いにくいことがあります。手持ちの現金をきらさないように、大きな店やホテルなどでトラベラーズチェックをうまく換金しておくことが大切です。旅行に慣れてくると現金とカードだけで十分で、トラベラーズチェックはあまり使わなくなりました。
旅行中によく使用する紙幣は10ドル、5ドル、1ドル札でしょう。とくに5ドル札と1ドル札はチップのときに不可欠です。チップについてはあとで少し詳しく述べることにします。
100ドル札は持ち運びに便利ですが、小さな店で使うとびっくりされます。おつりも間違いやすくなるので、小さな店での使用は控えましょう。
コインは25セント硬貨が電話などにも使えて重宝します。小銭がだんだんたまっていくので、25セント硬貨を残しながら小銭をうまく使いましょう。多額の現金を人目にさらすのは、場所によってはきわめて危険なことがあります。くれぐれも現金が人目につかないように気をつけましょう。
クレジットカードも便利ですがいくつか注意があります。JCBカードはアメリカ旅行では使用できないところが多く実用的ではありません。VISA、Master Card、AMEXの各カードはどこでも使用可能なので、これらのカードを用意しましょう。
クレジットカードを利用したときには、控えとカーボンの両方を受け取り、カーボンは確実に細かくちぎってから捨てましょう。カーボンをそのまま捨てたり店に残すのは、カードの不正利用につながりかねず危険です。店によってはカーボンを客の目の前で破って廃棄してくれます。
サインをするときには、金額に間違いがないか確かめることを忘れないでください。店員がカードの複写が失敗したときには確実に破り捨て去られるか目を光らせておく必要があります。カードの情報が盗まれないように店員に注意を払いましょう。こうした注意は国内外に関係なく必要なことと思われます。
レストランで支払いをするときに15%相当をチップとして忘れずに支払う必要があります。食事がすむとテーブルで Check、please. と言って勘定書をもらいますが、そこには明細と消費税(sales tax)が書いてあります。
チップの支払い方は、①明細の15%相当を現金でテーブルに残しておく、②勘定書にtipの欄が書いてあるときにはそこに15%相当の金額を書き込んでおく、または③キャッシャーで支払うときにチップの分を含めて余分に支払うなどの方法があります。
レストランなどでカードで支払いをする際、自分で金額を記入することがあります。そのときには金額に不正が行われないように数字はできるだけ左端に詰めて記入するようにしましょう。レストランではカードでもtipの金額の記入欄があるので、そこに15%相当を記入するとよいでしょう。
旅行中はチップを忘れないようにいつも気をつけましょう。セルフサービス以外はまずチップが必要と思って間違いないでしょう。チップを忘れると露骨に請求されたり、追いかけられて請求されたりして、気まずくなることがままあります。
カードやトラベラーズチェックを使用するときには、身分証明書の提示を求められることがあります。アメリカ在住であれば、運転免許証か social security number を求められますが、一時旅行中であればパスポートか国際運転免許証が必要でしょう。アメリカ社会では身分証明のために運転免許証がたいへん重要視されます。
アメリカの生活習慣 - その1
日本社会でも土地さまざまの生活習慣があります。ふだん私たちは特に意識しなくてもいろいろな生活習慣に従って生活しています。アメリカに生活しているとアメリカ社会にも生活習慣やタブーのようなものがあるような気がします。アメリカ人から直接聞いたわけではなく、個人的に感じたことです。参考にして頂ければと思います。
アメリカで生活している時に大学の研究室で研究スタッフと定期的にミーティングを開いていました。女性のスタッフも多くいましたが、彼らの行儀の悪いこと、床に座り込んだり机の上に座ったりで驚かされました。ペプシやコーヒー持参は男女を問わず、当然のことでした。
しかし討論となるとまったく互角の議論、さらに研究室では重いものの持ち運びや故障した機械の修理なども女性一人ですべて行っていました。男女同権とは文字通り全く男性と女性が同じ立場である と改めて痛感させられました。
喫煙する女性もアメリカ人でも多いはずです。しかし女性が人前で喫煙しているのはほとんど見かけませんでした。自宅や親しい仲間内ではともかく、職場や食堂などで喫煙している姿はほとんど見かけませんでした。ましてくわえたばこで道を歩くのはもってのほかです。もちろんそのような女性もいますが、一般には好ましい印象を与えるものではありません。
しかしアメリカ人は会話をしていても興味がないと平気であくびをします。またおならもあまり気にしていないようでした。しかしつばをはいたり、路上で用をたすなどは絶対にいけません。
テレビや雑誌で紹介されるファッショナブルな男女はニューヨークなどの大都会には多く見られるのでしょうが、ほとんどのアメリカの町での生活ぶりは質素でした。
アメリカ人は男女を問わず、持ち物や衣服は質素です。とくに大学生はほとんどが自分一人で授業料や生活費をまかなっています。若い日本人がブランド品で衣服や持ち物をかためていると、アメリカ人からはまず奇異に見られることでしょう。質素な衣服で十分ですが、彼らはたいへん着こなしがスマートでかっこよかったです。
アメリカ人との会話でタブーと考えてよいもの。それは、ドラッグに関すること、銃に関すること、人種に関する意見 などでしょう。どれも微妙な問題を抱えており、興味本意で聞くのはタブーです。
アメリカでは通りに全く自販機はありませんでした。すべての自販機は建物の中にありました。日本のようにちまたに自販機があふれているのとは異なり、清潔な印象が強くありました。しかしよく考えてみると、アメリカでもし外に自販機があったら二日ともたず壊されるか、消えてしまうことでしょう。日本がいかに安全か再認識しました。
ある日、アメリカ人の男性同僚が嘆いていました。小さい子どもが夜泣きをして彼の妻がよく眠れず朝機嫌が悪かったとのこと。彼は妻に気を使って花束をその日に贈ったそうでした。翌日、彼が私に言った言葉は、「分かるか、アメリカ人が女性に花束を贈るのは最高のプレゼントなのだ。しかし帰宅してみるとワイフは自分のために夕食も作ってくれなかった」と。
彼が言いたかったのは、いかに家庭内で妻である女性に気を使っているかということでした。日本人女性と結婚したアメリカ人男性が近くにいましたが、やはり日本人男性と同じく亭主関白になっていました。
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