写真で見る「子どもの病気」 > 血管性紫斑病(けっかんせいしはんびょう) 

写真画像で見る「子どもの病気」子どもの病気について説明は最小限にして、写真をできるだけ豊富にのせて解説しています。

血管性紫斑病(けっかんせいしはんびょう)

血管性紫斑病とは

Dr.みやけ

紫斑とは皮膚に自然にできる内出血のことをいいます。

紫斑に対して紅斑は血管が拡張して起こる皮膚の発赤のことで、紫斑と異なり紅斑では圧迫すると赤い色調が消える特徴があります。

血管性紫斑病は小児では比較的多くみられる病気です(写真1)

写真をクリックすると拡大します

血管性紫斑病-写真01 写真1子どもの血管性紫斑病

手足の紫斑に加えて、関節の腫れ、腹痛、足のむくみがみられるときには本症を疑います。
発熱があるときには、溶連菌、ブドウ球菌などの感染によるアレルギー反応が考えられるため、抗生剤を投与します。
薬剤や食物によるアレルギーで起こることもあります。

腹痛が激しいときや下血するとき、腎炎を合併するときには入院が必要になります。
一般には血管性紫斑病は予後が良好な病気と考えられます。

血管性紫斑病はおとな(高齢者)でも起こることがあります(写真2)

血管性紫斑病-写真02写真2大人の血管性紫斑病

※このサイトは、地域医療に携わる町医者としての健康に関する情報の発信をおもな目的としています。

※写真の利用についてのお問い合わせは こちら をご覧ください。

写真で見る「子どもの病気」


 上に戻る