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よく見られる大人の病気・症状

中高年者に多いめまい

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めまいは突然起こってきます。忙しい仕事を何とか乗り切ろうとしていた矢先、孫の世話をしている最中など、社会や家族のために一生懸命な人を急に襲うのがめまいのやっかいなところです。

めまいは体のバランスを取る平衡感覚に異常が出ると起こります。平衡機能は、おもに内耳にある三半規管が体の回転を、耳石器が加速度や重力を捉えることにより維持され、視覚や足の裏などから入る深部感覚により支えられています。これらのどこかに障害が起こるとめまいが現れます。

めまいの多くが、耳石器にある耳石という小さな粒が何かの拍子に外れ、三半規管の中に入り込んで起こる良性発作性頭位めまい症で、運動が不足しがちな中高年に多くみられます。良性発作性頭位めまい症は、起き上がる際や前かがみになるなど、姿勢が変わるとき(頭に回転が加わるとき)に起こりやすい特徴があります。30秒ほどで自然に治まりますが、姿勢を変えるたびにめまいが起こります。治療は頭を動かすことで三半規管に入った耳石を元の位置に戻す頭位治療が推奨されますが、めまいを起こしながら治療するため、治療そのものが難しい場合もあります。

めまい体操は、耳の役割やめまいが起こる仕組みを理解し、ふらつきや視線のぶれの軽減を目的にしたものです。たとえば、頭を動かさずに視線だけを上下左右に素早く動かしたり、ゆっくり動かしたりを繰り返します。また、椅子に座った姿勢で体は動かさず、視線を固定し、頭だけ左右を振り返ったり上下に動かしたりします。足の裏の深部痛覚を鍛えるため片方の足で交互に立つ練習も行います。三半規管や耳石器を鍛えるとともに、視覚や深部痛覚などをより活用する運動を行います。1日3回ほど継続して行うことで症状の改善が期待できます。

めまい体操−回転性めまいの運動療法

めまいと難聴を繰り返すメニエル病の場合は、発症にストレスの関与も指摘されていて、治療は生活指導が大切です。また、強いめまいが長期にわたる前庭神経炎では、平衡訓練が有効と言われています。

ストレスとめまい

○めまいと自律神経失調症

めまいと自律神経失調症−めまいの特徴からうつを見出す

身体がストレスを感じると、交感神経と副交感神経という二つの自律神経のうち、交感神経が活発になります。交感神経は血管を収縮させる作用があるためが、交感神経が活発になると脳の血管も収縮し血流が悪くなります。その結果、めまいと関係の深い三半規管や脳に血液が流れにくくなり、めまいを起こします。三半規管や脳が直接の原因となっためまい症状でも、その背景には自律神経の乱れがあり、さらにその背後にはストレスが控えている可能性があるわけです。こうした理由から、めまいの治療に抗不安剤や抗うつ剤が使用されることがあります。

○めまいと内リンパ水腫

ストレスとめまい

脳には視床下部と呼ばれる自律神経と深い関係のある場所がありますが、視床下部はすぐ下に存在する下垂体に命令を出しています。下垂体からはさまざまなホルモンが分泌されていますが、その一つに尿量を調節する抗利尿ホルモンがあります。抗利尿ホルモンは尿だけでなく、全身の水分量も調節しています。抗利尿ホルモンはストレスにより、分泌量が多くなることが知られています。

内耳の周囲にはリンパ液が流れていますが、抗利尿ホルモンの増加によりリンパ液の量が増加し、内耳リンパ圧が上昇することでめまいを起こす可能性も示されています。めまいの治療薬としてダイアモックス(商品名)という利尿剤を、リンパ内圧を下げる目的で使用することがあります。

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